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平成琴姫 卒業メモリアルLIVE17 (1)

20156/12

平成琴姫『桃屋マミ・沙月美祐 卒業メモリアルLIVE』ライブレポート「3人の花道」

「一番過酷な日」、「この日がきて欲しくなかった」、メンバーもファンも、そんな気分で迎えた6月7日。愛に溢れているグループのメンバーがこの日、卒業した。

 

6月7日(日)にお琴を持った新感覚ユニット“平成琴姫”のメンバー、桃屋マミ、沙月美祐の卒業ライブ「桃屋マミ・沙月美祐 卒業メモリアルLIVE」がBERG TOKYOにて行われた。平成琴姫は、2012年3月より現メンバーのかとう唯、沙月美祐、桃屋マミ、そして2014年に脱退した桜羽るかでライブデビューをした。この年から年間300本のライブを行っており、衛兵(平成琴姫のファンの総称)との結束が固いと誰しもがライブに行けば感じるほどのグループ。そんな旅立ちを、そして2人の平成琴姫としての最後の姿を一目見ようとBERG TOKYOに衛兵が集結した。


ライブ開演前に、これまでの姫たち(お姫さまというコンセプトなので、このように記載する。)の活動模様を収めたメモリアルムービーが流れた。それこそ衛兵が数人の時代から、今に至るまでの映像や写真を見て、会場は思い出に浸っていた。中には、デビュー当時の物販模様も流れており、今ではもう慣れてるメンバーも、当時の映像では慣れてなさから初々しさを感じる。

ムービーが流れ終わると、いつものように変わらず、メンバーが登場する。1曲目は姫たちのデビュー曲の『Darkness~心の闇』。姫たちの始まりでもあり、原点でもある曲、デビュー当時はコンセプトとして笑わないダーク系なユニットを押し出し、さらには『Darkness~心の闇』も名前の通り曲調も歌詞も暗い楽曲。当時は見るものが当惑する楽曲だったが、今では衛兵が率先して掛け声を出す、盛り上がる楽曲になっている。もちろん、今日は特別な日、いつも以上に声が上がっていた。

ノンストップに曲が進む『あいうえお』~『姫降臨』~『Chance!~心の光』。MCでは、三つ指の礼(平成琴姫のオリジナルの挨拶)、自己紹介がいつもの通り行われた。冒頭のムービーの感想では、桃屋が「(プロジェクターの関係で)写真が引き伸ばされて短足に見える!実物はまだマシだよね!」とお茶目な発言で会場を沸かすなど、しんみりとしたムードでやるかと思いきや、いつもの平成琴姫らしい、笑いの絶えない。まるで今日が何のためのライブなのかが分らなくなってしまうほどであった。

MC内で沙月が、今日のセットリストでは、平成琴姫全楽曲を出し尽くすことを伝えた。“全曲歌う”彼女たちの持ち曲は約20曲。今までの歴史を紐解いていく事、そして全てを出し切るからついてきてほしいという決意の表れ。平成琴姫のオリジナルTシャツには“姫をお守りするのが我ら衛兵”と印字されており、文字通り、ここの衛兵は最後までお供する気満々で彼女たちの煽りに応えていく。MCの後『銀河の一生タイム!』~『フラワーストーリー』と拍車をかけるように盛り上がっていった。

MC後には、『フェアリーテイル』平成琴姫史上最高に可愛い楽曲からスタートする。その可愛さは先ほどまでの笑いを誘っていた彼女たちとは、また違う側面を魅せていた。また、前述したとおり、全く笑わず、むしろ怖いイメージが強かった初期の姫たちにはない違う姿。可愛らしい平成琴姫を見せられたのも、3年間、ひたすらライブをし続け、工夫し続ける姫たちだからなのかもしれない。その後、『Love Magic~恋の魔法』、そしてこれもまた初期に歌われていた『ひまわり~愛する人へ』へと続く。

 

ライブ中盤戦からは沙月美祐ソロ楽曲『アドベンチャー』と桃屋マミソロ楽曲『こんなクッキーつくりたいな』へと続く。沙月は「この曲は、引き継がれる事が多分なさそうなので、本当に最後になるかもしれないです。」と衛兵に伝え歌いだす。沙月がこれから目指す道はアニメソングの歌手ということで、アニメの主題歌のような壮大な世界観の音楽とそれに合わせた、沙月自身が作詞した歌詞。「空のキャンパスに 虹色描いてく 広がる物語 今駆け巡る 明日を信じて」、彼女が決断した未来にマッチした歌詞は、彼女ならばこの先も活躍してくれると予感をするものであった。桃屋は自身のソロ曲について、今まで語られた事のない想いを衛兵に伝えた。「以前、物販を休んだことがあるんですよ。去年の京都で。(ライブの)持ち時間30分ぐらいあった時で、全員で歌う曲だけじゃ足りないからっていうので、みいたん(沙月)、ゆいたん(かとう唯)ソロ曲歌える場所があって。私その時、ソロ曲がなくて、凄く羨ましくて…私もソロ曲が欲しいと思って。その時のライブはちゃんとできと思ったんですけど、物販の時に涙が止まらなくて…絶対、歌うまくなって、ソロ曲を作ってもらえるようにしようと思って、イシカワ先生(平成琴姫プロデューサー)にも内緒でボイストレーニングに行ったりして、ちゃんと歌えるようにしようと思って、がんばってたんです。」と涙ぐみながら言葉にした。その真摯で熱い言葉に、衛兵は彼女のがんばりを讃える目で温かく、そして喜びを分かち合うように、ソロ曲を盛り上げた。

ソロ曲が終わると平成琴姫の名刺代わりとなる楽曲『琴姫わっしょい音頭!』。現メンバー+卒業した桜羽るかの名残があるこの楽曲。曲に合わせて「みゅうにゃん、みゅうにゃん」、「ももちゃん、ももちゃん」と掛け声をかけるのも最後となる。それだけに、声援も大きくなる、本当にこのユニットは衛兵に愛されているのだと感させられる。

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