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heiseikotohime reny 2015 11

20164/15

平成琴姫ワンマンライブ『風神雷神』レポート「戻ってきた場所、新たな場所」

このステージに、「戻ってきた」という言葉があっているかもしれない。もしくは、ここが新たな章の始まりなのかもしれない。

世界に4つしかない「平成琴」を使って、歌い踊るユニット「平成琴姫」のワンマンライブ「風神雷神」が2月28日(日)新宿ReNYで行われた。新メンバーである神楽あゆ、仲村一夏、Coco海里が加入した昨年の6月。その年の3月8日に、オリジナルメンバーでこの会場でワンマンライブを成功させた(http://idsp.jp/964)。ゆえに、新メンバーにとっては、新しい挑戦の場でもあり、前メンバーがこの会場を埋め尽くした実績を背負った中でのライブ、そして、オリジナルメンバーのかとう唯にとっては、「戻ってきた」と感じる場所。以前とは違う姿の平成琴姫はこの場所で何を残すのか。そんな予感と期待を持った衛兵(ファンの総称)が日曜の昼間に大勢駆け付けた。


 

彼女らのワンマンライブで驚かされることは、バンドを従えての生演奏だ。上手から順に、和太鼓、ベース、ドラム、サックス、トロンボーン、そしてヴァイオリン。特に、和太鼓の迫力と、ヴァイオリンの響きには演奏中に驚かされることになることとなる。

 

始まりは”Haru no Umi”のインストロメンタルから。この曲は入場時に使われる曲だか、今回の生バンド様にアレンジが加えられている。ライブ名通り、暴風・落雷・豪雨の音が場内に響き渡り、恐ろしさの中に、これから行われるライブに期待を躍らせてしまう。バックバンドの生サウンドも加わり、より重みのあるサウンドで会場の気持ちを高める。その気持ちを抑えるかのように静かにメンバー4人が暗闇の中でスタンバイ、照明の赤と青の対照的な色合いの中に、彼女たちが現れた。

ライブの始まりは『乙女革命』でスタートを切る。この平成琴姫の代表曲ともいえる曲で、メンバーの抑えていた力を爆発させるように、満面の笑顔と大きな振り付けが視覚に入っていく。それに呼応するように衛兵は雷鳴に勝るような声援を送り、サビではステップを踏む。この瞬間、会場全体が小刻みに揺れるほどであった。M2の『春一番!』では、さきほどの勢いが助走だったのかと思うほど、琴姫たちはより大きな踊りで魅了する。平成琴を上下に振り下ろす振りもその勢いで身体が飛んでしまうのではと思うほど、彼女たちは夢中になって踊る。また、普段客席に向かって煽る海里も、この時はいつも以上に衛兵を煽りノラせる。

 

2曲が終わると、琴姫名物の挨拶「三つ指の礼」でメンバーも衛兵も正座をして、頭を下げる光景が見れた。いつもながら、この瞬間だけは静かな時間が流れ、一種のブレイクタイムになる。挨拶が終えると、1人ひとり元気よく挨拶し、衛兵とともに声を出し、改めて気合をチャージをしていく。

『フェアリーテイル』は、平成琴の旋律から始まり、バックバンドと調和していく。そのサウンドも歌詞も、もちろんメンバーも可愛さという言葉でいっぱいだ。立て続けに、『千本桜』、『Let it Be』、『Please Please Me』と琴演奏がメインのカバー曲が続く。特に、『Please Please Me』では誰しもがわかるメロディだけに、自然とサビを合唱する衛兵たちがいた。また、時折メンバーも歌唱しており、特にかとう唯と海里のハーモニーも冴えわたっており、琴だけでなく歌唱力にも目がいった。

ムービーで一呼吸を置いた後は、中盤にかかわらず、スピードに拍車をかける。『恋文』、『LonelyEnd~儚い夢』とじっくり聴かせ楽曲を披露したと思えば、『GO GO JET』『メロディ』、『真夏のシャボン玉』、『琴姫ワッショイ音頭』と盛り上がる曲が立て続けに演奏される。メンバーもその楽曲の流れに沿った表情で衛兵とともに楽しむ。特に仲村一夏は無邪気に『恋文』で披露したと思えば、『LonelyEnd~儚い夢』では神楽あゆを筆頭に妖艶に魅せる。『GO GO JET』からの流れは、どのメンバーも満面の笑顔であふれかえる。以前のかとうのインタビュー(http://idsp.jp/1618)にて「新曲も眩しいぐらい前向きな曲が増えた」と語ったように、その眩しさ満載の流れになっており、今の平成琴姫を象徴するような流れでもあった。

 

本編の終盤のセクションでは、『Darkness~心の闇』、『ひゅるり』とまさに陰と陽を象徴するような楽曲が続く。『Darkness~心の闇』では、マイナー調の音楽であり、黒と赤を基調とした照明で妖艶な琴姫が現れる。『ひゅるり』では、力強いサビとリズミカルなメロディで会場と一体となり身体が動く。本編の最後にふさわしいような盛り上がりは、まるで春一番の風のように強く、そして駆け足で駆け抜けていく。

まだまだ体力があり、なおかつ琴姫の雄姿を見たい衛兵は、アンコールで琴姫を待ち続けた。そのアンコールに応えるためにステージに現れた琴姫、彼女たちの代名詞ともいえる楽曲『メロディ』で衛兵への感謝、そしてアンコールの喜びを表現した。この楽曲の時の彼女たちはまさに自由そのものと言ってもいいほど、ステージを縦横無尽に飛び跳ねていく。そして一緒に楽しむために、海里や一夏は衛兵に感謝の言葉を述べながら、煽っていく姿が印象的であった。この楽曲では、サビで衛兵同士が肩に手を置き、左右に動いたり、間奏では客席内をサークル状に周ったりする、いわば一番動きの大きい曲である。衛兵の顔も様々で、お祭り騒ぎのように無邪気な顔で動く人、初めての体験にどぎまぎしつつも楽しんでいる顔の人と、共通して楽しんでいる表情がみえる。本公演の最後の楽曲は『乙女革命』。『メロディ』と違い、この曲では、一種の決意を示すもの。サビに「前を向け」と何度も歌われている。その歌詞通り、彼女たちは、衛兵の顔を真っすぐ見ては、まるでReNYの奥を飛び越えて、遠くのさらなるステージを見つめて歌うように感じられた。

彼女たちにとってこのライブは、戻ってきたという実感があるという。だが、終えたころにはすでにさらなる道を目指して、また歩き出している。そんな風に感じられたライブであった。もちろん、彼女たちだけでない、衛兵も大きなステージ、彼女たちが目指すステージを一緒に目指し、そして一緒に楽しもうとしている。次なるステージを目指して、また彼女たちは動き出していく。

 

(text by KUMA / photo by 安藤史紘)

 

Profile

神楽あゆ 1.3生まれ、愛称はあゆちゃん

仲村一夏 5.9生まれ、愛称はいっちゃん。

Coco海里 5.31生まれ、愛称はここちゃん。

かとう唯 6.30生まれ、愛称はゆいちゃん。リーダー

 

Setlist

Haru no Umi

01.乙女革命

02.春一番!

MC

03.フェアリーテイル

04.千本桜

05.Let it Be (琴演奏)

06.Please Please Me (琴演奏)

MOVIE

MC

07.恋文

08.LonelyEnd~儚い夢

MC

09.GO GO JET

10.メロディ

11.真夏のシャボン玉

12.琴姫ワッショイ音頭!

MC

13.Darkness~心の闇

14.ひゅるり

アンコール

EN01.メロディ

EN02.乙女革命

 

 

Releace Information

 

  • 1st Album「笑顔 全力 努力 ガッツ 平成琴姫ナンバーワン!」

【通常盤1種】 RIPPLE0004a

【初回・限定盤4種】

かとう唯 version pink RIPPLE0004b

Coco海里 version green RIPPLE0004c

仲村一夏 version yellow RIPPLE0004d

神楽あゆ version blue RIPPLE0004e

全5形態 価格3200円(税込)本体価格2963円(税抜)

 

Event Information

 

  • 4月28日(木)平成琴姫ワンマンLIVE Haru no Umi

吉祥寺・CLUB SEATA

open18:00start19:00

一般:前売り2500円 当日3000円+1D

女性:前売り1500円 当日2000円+1D

 

※各イベント、公演の詳細は公式HPをご覧ください。

 

Link

平成琴姫 公式ホームページ

平成琴姫 公式ブログ

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