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アイドリング!!!武道館ラストライブレポート「愛まみれの笑顔」


自己紹介のMCで各々ライブの想いを伝えたところで、オルゴールの音が静かに鳴り響き、卒業ソングにもなっている『Shine On』を披露する。各期毎に固まり、1フレーズずつ歌い紡いでいくのが特徴のこの曲。その姿は様々、バラエティー色の強い明るめの2期生は、河村唯(うめ子)にちょっかいをかけながらも満面の笑顔で歌い、NEO期は5人の結束を見せるかのように、1人ずつ手を中央に差し伸ばし、円陣を作るかのように歌っていった。

M5ではライブの定番曲『シャウト!!!』が続く。攻撃的なロックサウンドが特長の楽曲、生バンドでの演奏は今回が初であり、アイドリンガーも待ち望んでいた。待ち望んでいたのはサウンドだけではない、酒井瞳(さかっち)の会場を威嚇するシャウトも見どころの1つだ。高まる興奮を抑えながら、やってきたこの瞬間、その咆哮は会場を突き破っていってしまうほどだ。なお、この瞬間のさかっちの顔が正面のビジョンに映されていたが、アイドルというよりはロックバンドのボーカルのような勇ましい顔であった。

『S.O.W.センスオブワンダー』では、設置されている中央の花道での1列フォーメーションダンスがきれいに決まった曲だ。実は2011年TDCホールにて行われた『アイドリング!!! 11thライブ〜めっちゃ近いぞ!ビッグエッグング!!!〜』で魅せたパフォーマンスでもある。この時は、とあるメンバーが振りを間違え、1人だけ位置に戻らずに失敗をしてしまったことがある。だが、今回はしっかりと決め、センターで歌うとんちゃんに華を飾る。おそらく、自己紹介時にやった「やれる、できる、できる、やれる」コールのおかげだろう。

ライブの盛り上げ曲『無条件☆幸福』では、会場の前と後ろでメンバーが縦横無尽に踊り舞い、『女神のパルス』でボルテージを急上昇させる。『女神のパルス』は、全員揃っての披露はかなり久しぶりのため、イントロが流れた瞬間、驚きの歓声が上がった。また、大サビでは実力のある1期生に交じり、4期生の尾島知佳(オジー)もメインで歌っていた。加入当初のオジーは歌唱力、リズム力がお世辞にも良いとは言えず、それをネタにしては笑いを取っていた。常日頃から行われていた定期公演(渋谷で行われていてた「渋はちライブ」やニコファーレで行われていた「ニコはちライブ」)で、ソロを歌うといつも不安で見守ってしまう。だが、今日は違う。堂々と歌い、その上で、見るものを虜にする美しい表情をしていた。こんなオジーに今日出会えただけでも、応援した甲斐があったと感じる。『SHA KA LA KA PARTY』では、アリーナを巡れるトロッコにメンバーが乗り込み、客席から至近距離で盛り上げる。タオルを振り回し、真夏の暑さを表現する楽曲でお祭り騒ぎを演出、6500本と19本のタオルが宙に円を描いていった。

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