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10代の子どもをもつ親が知っておくべき5つの事実


10代の子どもは人生で最も多感な時期を生きていると多くの研究者は指摘しています。脳は人生のどんな時期でも変わり続けますが、特に変化の波が大きいとされます。そんな中で10代の子どもを持つ親が知っておくべき5つの事実をお伝えしていきます。

  1. つ目は脳が発展・成長する時期であることです。誤解の無いようにしておくと、人間の脳はいつも発展や成長を繰り返しています。同じままの細胞や組織はほとんどないからです。しかし、その発展や成長のスピードが10代の子どもの場合は特に早くなっています。例えば10歳というとまだ子どもというイメージかもしれませんが、16歳くらいになるとすっかり大人に近づきます。ところが、50歳の方が56歳になってもほとんど変化はありません。いかにこの歳の人間の変化が大きいかが分かります。脳が活発に発展を遂げているので学力や運動能力の向上も早いです。運動は体の問題ではないかと思われるかもしれませんが、体を動かす指令を出している脳が成長することは運動において極めて重要なことです。これほどまでに成長を遂げている時期なので、親からの言葉の受け取り方にも変化が表れます。小学校高学年くらいの子どもに同じ言葉をかけても、その日と1か月後で反応が変わることがあります。これは決していい加減に反応をしているのではなく、その時その時に真剣に反応をしている可能性が高いです。そのため、親は一か月前と反応が違うことを責めるのではなく、変化を受け入れる態度が必要となります。
  2. つ目は親の愛情が必要であるということです。この時期には反抗期も含まれることから親に反発する子どもが多いのも事実です。しかし、10代の子どもが親に反発するのは親の愛情が不要だからではありません。親の愛情を求める裏返しであることもあります。とはいっても、闇雲に構うのが愛情を注ぐということではありません。子どもの話を聞き、見守り、子どもと話す、その1つ1つが愛情の注ぎ方です。これは子どもが1人暮らしを始めた場合にも同じことが言えます。
  3. つ目は激しい感情に左右されるということです。これは全ての子どもに言えることではありません。しかし、感情をぶつけたくなる子が多いのも事実です。そんな時に激しい感情に激しい感情で応えるのは必ずしも好ましくありません。もちろん、熱い言葉の応酬のようにそれに意味がある場合もあります。ただ怒りと怒りをぶつけあってしまうと、さらなる怒りを生んでしまいかねません。怒りが理不尽であっても、まず聞くことが大切です。10代の子どもが激しい感情を持っている時、その感情の元を解決することもことも重要ですが、解決を急いではいけません。原因が解決していなくても、向き合っていくことで心を落ち着けることは可能となります。
  4. つ目は社会の一員としての自覚するということです。10代の子どもは学校という言わば小さな社会を既に体験しています。そして、実際の社会はあまりにも大きく、広い物だということに徐々に気づき始めることがあります。これは非常に素晴らしいことです。社会の一員であることに気づく前は、自分の生きる町内や学校に自分と合わない人物がいれば、大きな問題であるように錯覚することもあります。しかし、社会の一員であることに気づき始めると、自分と合わない人物がいても「全ての人間と合うわけではない」という社会的な感覚が身に付いていきます。それが10代の子どもの人間関係の問題を解決するきっかけにもなります。社会の一員であることを自覚するためにはアルバイトなどを体験することも有効です。
  5. 10代の子どもの中には自分が世界の中心だと勘違いする子がいるのも事実です。ただ、それは本当に10代の子どもの中だけでしょうか。社会を見渡せば大人の中にも自分が世界の中心だと勘違いしている人物がいるのが本質的な事実です。10代の子どもだからと決めつけてしまわないこと、これが5つ目に大切なことです。親は子どもの成長や年齢に合わせて、色々なことを体験させたり教えたりすることがあります。しかし、子どもは成長のスピードはそれぞれ違います。同い年の子がこうだから、姉や兄がこうだから、弟や妹はこうだからといった決めつけで動いてしまうのは危険です。「誰々はこうなのに」という言葉で子どものことを否定するのは最もやってはいけないことと言えます。個性を尊重してあげるようにしましょう。